現在も伝統工法で木造建築を手がける富山県八尾町の島崎工務店で9年修行の後、平成16年に高岡にて独立、『松匠』を設立いたしました。
高岡市には山町筋と金屋町の2つの重要伝統的建造物群保存地区があり、山町筋では土蔵造りの住宅主屋修理工事4棟、土蔵修理工事3棟(うち揚屋工事2棟)、金屋町では住宅主屋修理工事2棟、土蔵修理工事3棟行いました。土蔵に関してはその他周辺地区で3棟曳家しています。
このような古建築から得た経験から松匠では『石場建て足固め構法』で建てる家をお薦めしています。
土台敷きではなく柱勝ちに差根太で足固めし、筋交や金物ではなく通し貫で柔軟に固める木造建築です。雨や湿気の多い気候風土では足元が傷みやすいので、布基礎のない石場建ては通気性がよく、床下からメンテナンスも容易という利点もあります。
『柔よく剛を制す 』
松匠は長く住み継げる家を考えています。
松匠代表 若松 聡